Ladies Be Open-日本とフィンランドの性教育
Moimoi.
どうも、Taichiです。
The Huffington Postが新しいプロジェクトを立ち上げたそうです。
女性の体のことについてもっと話そうという趣旨です。
顔や体つき、胸のことはおおっぴらに、時に無神経に、男性は話をしますよね。
でも世の男性は本当の女性の体のことをどれくらい知っているんでしょうか。
こういう広告が電車の中で目に飛び込んできました。
これを見て「生理、確か学校で習った記憶がある」となった人、要注意です。
しかし何故「女性には生理がある」ことが男性に意識されないのか。
それは誰もがタブー視する風潮があるから。
女性が自ら話しやすいように。そして男性がもっとよく理解できるように、様々な取り組みが始まっています。
僕ら大人が意識を変えなくてはならないと同時に、性教育も変えていかなければなりません。
「性知識のない子供の話」を読んでいると閉口するものばかりです。
なぜ学校でもっと時間をかけてそういう話をしないのか。
僕は「冷やかす子供」と「恥ずかしがる大人」が原因ではないかと思っています。
性をもっと当たり前のこととして捉えなければいけない。
フィンランドでは7年生(中1にあたる)で性に関する知識を叩き込まれます。
中学生にもなればクラスの数人はセックスを経験するだろうということは、誰しもが分かっていることですよね。しかし「まだ早い」だとか「不適切だ」なんて言って教育をしないことは、現実を直視していない。つまりその子供たちを見殺しにしていることだと思いませんか。
正しい性知識を持ったフィンランドの人たちは性に関して非常にオープンです。
そうして育った大人たちだからこそ、次の子供たちにちゃんとした性知識を持って貰おうという活動をします。
そうは言っても事故は起こるし、望まない妊娠がなくなるわけではありません。
人工中絶に関しては(宗教的なことは除いて)色々な意見があります。
フィンランドではそれは全く悪いことではなく、むしろその女性の人生が望まない妊娠で狂ってしまうことのほうがよっぽど問題だという考え方があります。
しかも中絶費用はタダ。貧困や無知で泣く泣く子供を産まざるを得ないということはありません。
すべてを見習うことは不可能だし、そういう極端な論理は大抵うまくいかないものですが、日本の性に対する意識と教育は直ちに改善しなければいけない問題です。
今回は「女性の体と性教育」というテーマでしたが、いずれ書きたいと思っているものに「性病検査の必要性」「性差と平等(Gender Equality)」「産婦人科と助産院」などなどがあります。
性に対してまっすぐ向き合う姿勢、あなたは持ってますか?
では。