全人類の半数が経験してきたことがなぜタブー?
Moimoi.
どうも、Taichiです。
これから話すことは、あなた自身の問題かもしれない。
あなたの隣にいる人の問題かもしれない。
そう、確率は50%
だけど半分の人は、全く知らない。
我々は小学校、中学校と性教育を受けます。思い出せますか?男と女に分けられて、お互い何を学んだのかわからないこと。そのあとの女の子たちが妙に恥ずかしがっていたこと。何をしたかを聞いても答えず、謎の袋を大事そうに抱えていたことを。
タブーはそこから始まっていました。なぜ男が生理を知る機会が平等に与えられないのでしょうか。生理は女性だけの問題ですか?答えは否。
生理用品を買うと決まって黒い袋で渡される。生理用品を買うことは恥ですか?TENGAじゃあるまいし。
男女が平等な社会って、女が男に近付くことではなくて互いの違いを認め合ってカバーし合えるってことだと思うので。
これこれ。ずっと思ってた。男女が同じになる必要はなくて、というか不可能で、互いの何が違って何が同じなのか。どうすれば違う部分を補えるのか。それを考えることが一番大切。多分”平等”じゃなくて、新しい名前をつけたほうがいい。
「生理バディを作ってみたら?」SHELLYさんが提案するカラダとの向き合い方
生理のことを話せる相手を決めておこう。「辛い時辛いと言えたらいいな」って誰かが歌ってたように、話すだけで気持ちが楽になることはありますよね。話しやすい雰囲気を作ることや、相手の様子や表情を察して声をかけてあげることは誰にだってできることです。肩代わりはできないんだから、それくらいは。
正直言って男は生理やつわり、妊娠出産がどれだけ辛いのか、一生知ることはできません。だからこそ、女性も男性に伝える努力をしてはいかがですか。「これだけ辛いんだよ。」って。言えるだけで良くないですか。その一歩がお互いの理解の一歩です。
Ladies Be Openは女性に、生理のことを「言っていいんだ。もっと話していいんだ。」と教えてくれます。
男性には、女性特有の悩みがいかに彼女たちの当たり前であるか、男性にとって当たり前ではないかを教えてくれます。
一人一人が正しい知識を身につけない限り、この問題は解決しません。
一人一人が正しい知識を広めようとした時、事態はより良い方向へ進んでいきます。
ぜひ周りの人に、友達に、家族に、そしてあなたの隣にいる人に
生理の話はタブーではないことを、教えてあげてください。
では。
教育はいかに変わるか、変わるべきか
Moimoi.
どうも、Taichiです。
物を書くのはアナログ派ですか?デジタル派ですか?
僕は振り子のようにあっちこっち。
楽しめたら、いいじゃん。
「学校教育は500年間変化していない。強いていうなら椅子の色が変わった。」
edXのCEOはそう語ります。
*edXについては後日記事を書きます。
社会の構造や価値観などが大きく変わった後も教育だけは500年前と同じく、教室に通い、教師の話を聞き、ノートを取るという行為を続けています。このままでいいんでしょうか?
しかしどう変えればいい教育となるのか、簡単に答えが出る問いではありません。
ふと、昔読んだ本を思い出しました。
教育の目的とは。その根本的な問いが、目の前に立ちはだかっています。
そしてその一つの答えが、この言葉に凝縮されているように感じました。
「自ら率先して工夫をする人。それがこの国に必要な人です。」
与えなくていい。施さなくていい。導かなくてもいい。
必要なものは自分で作る。なかったら考える。
「僕にもできる」「私にも作れる」
失敗してもいい、やってみよう。そう思わせることができれば
DIYの精神はやがて自然に身につき、ちょっとずつ世界はよくなっていくのでは。
頭より、手を動かして
それぞれが、できることを。
では。
建築と林業で花粉症が治るワケ
Moimoi.
どうも、Taichiです。
花粉症の方に朗報です。僕は花粉症をこの世からなくすことができます。
世の中には花粉症に対する治療法が数多くありますが、どれも対処療法かあるいは発症してからの治療です。もちろん年々進歩しているのですが、もっと根本的な解決をしよう!!というのが僕の主張です。その仕組みを説明します。
そもそもなぜ花粉症という病気が存在するのか。日本の花粉症といえば80%以上がスギ花粉症です。原因は日本の山に高密度に植えられたスギの木。スギ花粉の量が、自然が処理できる量をはるかに超えてしまっているため、都市部まで大量の花粉が飛び散り、一人一人の許容量を超えてしまった結果花粉症が発症するのです。
ではなぜ日本の山には、そんなたくさんのスギの木が植わっているのか。
戦後の日本は住宅難に見舞われていました。人口が爆発的に増えていく中、イケイケどんどんで新築住宅も増えました。これから木がもっと必要になるだろうと見越した人たちは人工林を増やし、スギの木を大量に植えていきました。
しかし木はそんなに早く育つものではありません。林業とは途方もなく長いスパンで考えなければいけないものです。その間に住宅の数は飽和状態となり、木の需要は減っていきました。スギの木の適切な伐採時期は樹齢50年か60年前後なので、戦後にたくさん植えられたスギの木は伐採適齢期に迫っています。しかしその大量のスギが切られていない為に花粉が飛び散っているのです。
「なんだ、じゃあ木を切ってもっと使えば済む話じゃないか」
いえ、そんな簡単な話ではないのです。
木が切られずに放置されているのにはいくつかの原因があります。
1. 新築着工数が減って木材需要が落ちた。
2. 安い外国産材に押され、高い国産材は価格競争に敗れた。
3. 木を切っても売れない状況は多くの山守たちを廃業に追い込んだ。
*山守とは山の手入れを生業とする人たち
高いと売れない、売れないと切らない
切らないと山は不健康になり、健全な植林サイクル、生態系、土壌を守れなくなっていくのです。その結果が豪雨による土砂崩れであり、熊や猪の被害であり、そして花粉症なのです。
この「国産材が売れない」状況を解決するために、僕は留学します。
具体的には
”日本の山の現状をより多くの人に知ってもらう”
”子供達の為の木や山の教育、「木育」を広める”
”建築と林業が一体となって、山にお金を還元できる仕組みを作る”
木のこと山のことを知らなければ、山の問題を理解することはできません。
まずはみんながこの問題を「自分ごと」と捉えることが重要です。
フィンランドでは誰もかれも夏になると森へ出かけ、ベリーやキノコを抱えきれないほど摘みます。「森のおかげで私たちの生活が豊かになっている。」その事実を知っているからこそ、彼らは森を大切にし、敬い、時には怖れています。そしてそれは都市と森の物理的、精神的近さに現れています。
日本の国土は68%が森林です。いやでも都市と山との距離は近くなるのですが、我々は山を意識することはあまりありません。それが精神的距離の遠さ、です。多くの人は私たちの生活が山によって支えられていることを知りません。綺麗な空気、美味しい野菜や魚、豊かな植生や動物たち、美しい街並み、全て山からの恩恵によって成り立っています。そういった山に関する基本的知識を教え、木をもっと身近に感じてもらう。それが木育です。
そして建築と林業の問題。現在建築業と林業は全く別の世界にあり、連携が取れていません。建築家は価格やデザインで材料を決め、山のことは考えず、林業家は逆に建築家が何を求めているのかを知りません。正しい森林に対する理解を持った建築家が必要です。そしていかに山にお金を還元するか、その意識を持って設計をすることが重要です。価格だけを見ていては山は衰退する一方です。
国内の木材利用は70%を外国産材がまかなっています。国産材率をを100%以上に押し上げ、外国に日本の強く美しい木材を輸出できるようになれば、日本の山はかつての健全さ、美しさ、多様さを取り戻し、花粉症は見事この世から消えて無くなるでしょう。
では。
NIPPON COLOR - 日本の伝統色見本帳
Moimoi.
どうも、Taichiです。
日本の中華料理屋で焼き餃子や天津飯を作る中国人料理人の気持ちに思いを馳せる今日この頃。カリフォルニアロール巻いてる寿司職人とのシンパシー。
素敵な色見本帳を紹介します。
日本の伝統的な色を名前付きで紹介しています。カラーコードやCMYK, RGBも併記。
名前を見てるだけでも楽しいです。
やはり日本の色は植物の名前を冠するものばかり。お気に入りはからし色。
左に色一覧表、右に詳細が出ます。色を選択した時のモーションがうつくしい。
マンセルモードは鑑賞に最適。画面に映し出すだけでほらオシャレ。
色相環が飛び回ります。
デザインや建築の人は色見本帳にお世話になることが多いですよね。
こんな色たちなら調べるのも楽しくなりそう。
では。
トビタテ留学 二次審査:面接とグループワーク
Moimoi.
どうも、Taichiです。
書類審査を無事合格したあなたはいよいよ二次審査の準備に取り掛かることでしょう。
二次審査は面接とグループワークから成ります。
面接は面接官と一対一で行います。時間は20分。十数人一斉に行われ、場所は大きい部屋に仕切りがあるだけでした。(名古屋会場)
面接が終わると生き継ぐ暇もなくグループワークが始まります。
グループワークは6人1グループで行い、面接官は一人です。
二次審査が終わった直後に書いた覚え書きがあるので、以下に記します。
臨場感を味わってください。笑
面接時間になったら事前に伝えられていた番号のブースへ。面接官は一人で、いきなり話しかけられた。一応司会者のような人は居て、開始終了の合図をするが面接官曰くあまり関係ないとのこと。「面接官」とだけ書かれたネームプレートを首からぶら下げていて、個人的なことはおろか名前も言わなかった。一次審査の書類は精査しているようだった。まずは準備してきた計画のプレゼンをするように促される。
予想していたより面接官との間が近く(机を一つ挟むだけ)用意してきたA2の紙芝居は大きすぎたとその場で反省した。プレゼンは台本まで用意して喋ることを限定したが、途中で面接官が口を挟んでくるので(当たり前)、慌てずに、普通に会話する。カンペを用意することは悪いことではないらしい(一言断りは入れた)
一通り説明が終わると、計画内容に対して具体的な質問をされる。ここは人によって質問が違うので、先生や友人と練習をして、何を聞かれても答えられるように自分の意見や考えを整理しておく。面接官自身の知識や立場に左右されないような配慮が多くみられた。こちらが「~をご存知ですか」と問いかけても答えはすべて「No」だった。
「なぜ他ではなくトビタテなのか」「トビタテに感じるメリットは」という質問は必ずされる。準備しておくこと。トビタテはかなり「学生同士の交流」を促してくるので、そこを強調すればいいと思う。
ちなみに僕は
「建築家という仕事は交差点のように様々な分野が交わる仕事で、学校では出会えないような幅広い分野の熱意を持った人たちと交流して意見を交わせることは将来仕事をする上でこれ以上無いメリット」
と答えた、参考までに。
その後は留学計画の可能性(受入先機関の試験がまだなので、自信はあるか)、将来のビジョンに対して必要性や実現可能性などを聞かれた。
最後に「もし今回落ちても気を落とさずにがんばってください」的なことを言われてびっくりしたので、びっくりしないでください。
• プレゼンテーション
A2の画用紙にA3の紙を2枚ずつ貼り付けて紙芝居を作った。計8枚。グループワークでも受験者と面接官の距離は近かったので(長テーブル2つと面接官用の机) A2は大きすぎた。ただしインパクトがあるのでもしかしたら良かったかもしれない。文字をたくさん載せるのは嫌だったので、画像をたくさん見せた。これもインパクトが大きかったよう。他の人はA4サイズの普通紙、ラミネート紙、スケッチブックに写真を貼り付ける、など様々だった。
プレゼン内容は個人面接と全く同じ。面接官は違ったので問題なかった。二次審査は人となりを見るためのものなので、かなり自分に寄せたプレゼンにするべき。(ある人は自分の研究内容だけのプレゼンで、そのあと面接官にツッコまれていた) ここではタイムキーピングが厳格なので注意。
プレゼン→面接官から質問を4人分繰り返したあと受験者同士の質問タイム。人の話をよく聞いておくように。日頃からどれだけ多様な話題に関心を持っているかが、ここで活きると思う。分野が本当に幅広いので。
- ディスカッションの内容
まずはそれぞれの留学計画に対して1.すごいと思ったこと 2.独自性があると思った点 3.疑問点 を言い合う。自分の意見を交えながら話すこと。
その後留学をより良くするために大切なことを話し合って、と言われる。この間数十分面接官は全く喋らず。
ここでの反省は後に面接官に「留学を良くするためには、どんな留学が悪い留学なのかを知らなければいけない。君たちにはその視点が抜けていた」と言われてしまったこと。
このグループにはそんなに派手な人はおらず、協力しあって話し合いができたと思う。他のグループからは笑い声や歓声が聞こえてくることも。
担当だった面接官の個人的な質問だったと思うが、全員に「学問とは学びと問いが対になってるものです。あなたにとって最大の問いとはなんですか」と聞かれた。難しい質問なのでみんなもあまり答えられず。
僕は「建築が人の幸福にどれくらい寄与できるか、ということです」と答えた。なかなか良かったんじゃないかと思う。他の人は自分の中に答えを求めていた。
そうしているうちにあっという間に全行程が終了した。
とにかく大事なことは、自分が何を考えているのか、どうなりたいのか、何をしたいのかを自分の言葉で説明できること。その為にはできるかぎり色んな人と事前に会話をしてそれを明確にしておくことだと思う。人との会話でしかわからない自分自信のことというのはたくさんある。
名古屋は地下鉄がややこしいので時間には十分余裕を持っていたほうがいい(東京も同じか)
面接官が言ったことが聞き取れなかった時は素直に聞き返したほうがいい。会場は結構騒がしいので。グループワークで取り残されたら一巻の終わり。
審査終了後は懇親会があるので、自分のfacebookやLINEをスムーズに伝えられるように準備しておくといい。QRコードなど。
好きなことをやり抜く熱意さえあれば受かると思います。がんばってください。
大学から要請された二次審査アンケートで、過去の学生の書いたものを次回のトビタテ応募者の参考にする制度だ。
私もすべて読んだが、ここまで書いている人はいなかった。
もっと私の大学からトビタテに応募してくれたらいいんだけど…。
二次審査の準備で不安や悩みがある人は気軽にコメントください。
できる範囲で手助けしたいと思っています。
では。
Ladies Be Open-日本とフィンランドの性教育
Moimoi.
どうも、Taichiです。
The Huffington Postが新しいプロジェクトを立ち上げたそうです。
女性の体のことについてもっと話そうという趣旨です。
顔や体つき、胸のことはおおっぴらに、時に無神経に、男性は話をしますよね。
でも世の男性は本当の女性の体のことをどれくらい知っているんでしょうか。
こういう広告が電車の中で目に飛び込んできました。
これを見て「生理、確か学校で習った記憶がある」となった人、要注意です。
しかし何故「女性には生理がある」ことが男性に意識されないのか。
それは誰もがタブー視する風潮があるから。
女性が自ら話しやすいように。そして男性がもっとよく理解できるように、様々な取り組みが始まっています。
僕ら大人が意識を変えなくてはならないと同時に、性教育も変えていかなければなりません。
「性知識のない子供の話」を読んでいると閉口するものばかりです。
なぜ学校でもっと時間をかけてそういう話をしないのか。
僕は「冷やかす子供」と「恥ずかしがる大人」が原因ではないかと思っています。
性をもっと当たり前のこととして捉えなければいけない。
フィンランドでは7年生(中1にあたる)で性に関する知識を叩き込まれます。
中学生にもなればクラスの数人はセックスを経験するだろうということは、誰しもが分かっていることですよね。しかし「まだ早い」だとか「不適切だ」なんて言って教育をしないことは、現実を直視していない。つまりその子供たちを見殺しにしていることだと思いませんか。
正しい性知識を持ったフィンランドの人たちは性に関して非常にオープンです。
そうして育った大人たちだからこそ、次の子供たちにちゃんとした性知識を持って貰おうという活動をします。
そうは言っても事故は起こるし、望まない妊娠がなくなるわけではありません。
人工中絶に関しては(宗教的なことは除いて)色々な意見があります。
フィンランドではそれは全く悪いことではなく、むしろその女性の人生が望まない妊娠で狂ってしまうことのほうがよっぽど問題だという考え方があります。
しかも中絶費用はタダ。貧困や無知で泣く泣く子供を産まざるを得ないということはありません。
すべてを見習うことは不可能だし、そういう極端な論理は大抵うまくいかないものですが、日本の性に対する意識と教育は直ちに改善しなければいけない問題です。
今回は「女性の体と性教育」というテーマでしたが、いずれ書きたいと思っているものに「性病検査の必要性」「性差と平等(Gender Equality)」「産婦人科と助産院」などなどがあります。
性に対してまっすぐ向き合う姿勢、あなたは持ってますか?
では。
軍艦島は何を伝えるか
Moimoi.
どうも、Taichiです。