Wood Program / 北欧の国フィンランドで木造建築

Moimoi. どうも、Taichiです。 森と湖の国ことフィンランドから、建築やデザイン、留学、教育など幅広い分野に首を突っ込んでいきます。

トビタテ留学 二次審査:面接とグループワーク

Moimoi.

どうも、Taichiです。

 

書類審査を無事合格したあなたはいよいよ二次審査の準備に取り掛かることでしょう。

二次審査は面接とグループワークから成ります。

 

面接は面接官と一対一で行います。時間は20分。十数人一斉に行われ、場所は大きい部屋に仕切りがあるだけでした。(名古屋会場)

 

面接が終わると生き継ぐ暇もなくグループワークが始まります。

グループワークは6人1グループで行い、面接官は一人です。

 

二次審査が終わった直後に書いた覚え書きがあるので、以下に記します。

臨場感を味わってください。笑

 

 

 

 

面接時間になったら事前に伝えられていた番号のブースへ。面接官は一人で、いきなり話しかけられた。一応司会者のような人は居て、開始終了の合図をするが面接官曰くあまり関係ないとのこと。「面接官」とだけ書かれたネームプレートを首からぶら下げていて、個人的なことはおろか名前も言わなかった。一次審査の書類は精査しているようだった。まずは準備してきた計画のプレゼンをするように促される。

 

予想していたより面接官との間が近く(机を一つ挟むだけ)用意してきたA2の紙芝居は大きすぎたとその場で反省した。プレゼンは台本まで用意して喋ることを限定したが、途中で面接官が口を挟んでくるので(当たり前)、慌てずに、普通に会話する。カンペを用意することは悪いことではないらしい(一言断りは入れた)

 

一通り説明が終わると、計画内容に対して具体的な質問をされる。ここは人によって質問が違うので、先生や友人と練習をして、何を聞かれても答えられるように自分の意見や考えを整理しておく。面接官自身の知識や立場に左右されないような配慮が多くみられた。こちらが「~をご存知ですか」と問いかけても答えはすべて「No」だった。

 

「なぜ他ではなくトビタテなのか」「トビタテに感じるメリットは」という質問は必ずされる。準備しておくこと。トビタテはかなり「学生同士の交流」を促してくるので、そこを強調すればいいと思う。

ちなみに僕は

「建築家という仕事は交差点のように様々な分野が交わる仕事で、学校では出会えないような幅広い分野の熱意を持った人たちと交流して意見を交わせることは将来仕事をする上でこれ以上無いメリット」

と答えた、参考までに。

 

その後は留学計画の可能性(受入先機関の試験がまだなので、自信はあるか)、将来のビジョンに対して必要性や実現可能性などを聞かれた。

 

最後に「もし今回落ちても気を落とさずにがんばってください」的なことを言われてびっくりしたので、びっくりしないでください。

 

 プレゼンテーション

 

A2の画用紙にA3の紙を2枚ずつ貼り付けて紙芝居を作った。計8枚。グループワークでも受験者と面接官の距離は近かったので(長テーブル2つと面接官用の机) A2は大きすぎた。ただしインパクトがあるのでもしかしたら良かったかもしれない。文字をたくさん載せるのは嫌だったので、画像をたくさん見せた。これもインパクトが大きかったよう。他の人はA4サイズの普通紙、ラミネート紙、スケッチブックに写真を貼り付ける、など様々だった。

 

プレゼン内容は個人面接と全く同じ。面接官は違ったので問題なかった。二次審査は人となりを見るためのものなので、かなり自分に寄せたプレゼンにするべき。(ある人は自分の研究内容だけのプレゼンで、そのあと面接官にツッコまれていた) ここではタイムキーピングが厳格なので注意。

 

プレゼン→面接官から質問を4人分繰り返したあと受験者同士の質問タイム。人の話をよく聞いておくように。日頃からどれだけ多様な話題に関心を持っているかが、ここで活きると思う。分野が本当に幅広いので。

 

  • ディスカッションの内容

 

まずはそれぞれの留学計画に対して1.すごいと思ったこと 2.独自性があると思った点 3.疑問点 を言い合う。自分の意見を交えながら話すこと。

その後留学をより良くするために大切なことを話し合って、と言われる。この間数十分面接官は全く喋らず。

 

ここでの反省は後に面接官に「留学を良くするためには、どんな留学が悪い留学なのかを知らなければいけない。君たちにはその視点が抜けていた」と言われてしまったこと。

 

このグループにはそんなに派手な人はおらず、協力しあって話し合いができたと思う。他のグループからは笑い声や歓声が聞こえてくることも。

 

担当だった面接官の個人的な質問だったと思うが、全員に「学問とは学びと問いが対になってるものです。あなたにとって最大の問いとはなんですか」と聞かれた。難しい質問なのでみんなもあまり答えられず。

僕は「建築が人の幸福にどれくらい寄与できるか、ということです」と答えた。なかなか良かったんじゃないかと思う。他の人は自分の中に答えを求めていた。

 

そうしているうちにあっという間に全行程が終了した。

 

 

 

とにかく大事なことは、自分が何を考えているのか、どうなりたいのか、何をしたいのかを自分の言葉で説明できること。その為にはできるかぎり色んな人と事前に会話をしてそれを明確にしておくことだと思う。人との会話でしかわからない自分自信のことというのはたくさんある。

 

名古屋は地下鉄がややこしいので時間には十分余裕を持っていたほうがいい(東京も同じか)

 

面接官が言ったことが聞き取れなかった時は素直に聞き返したほうがいい。会場は結構騒がしいので。グループワークで取り残されたら一巻の終わり。

 

審査終了後は懇親会があるので、自分のfacebookLINEをスムーズに伝えられるように準備しておくといい。QRコードなど。

 

好きなことをやり抜く熱意さえあれば受かると思います。がんばってください。

 

 

大学から要請された二次審査アンケートで、過去の学生の書いたものを次回のトビタテ応募者の参考にする制度だ。

私もすべて読んだが、ここまで書いている人はいなかった。

もっと私の大学からトビタテに応募してくれたらいいんだけど…。

 

二次審査の準備で不安や悩みがある人は気軽にコメントください。

できる範囲で手助けしたいと思っています。

 

では。